このページの目的
ここでは、集計機能についてご案内いたします。
集計機能できること
シート上の項目ごとで、簡単な集計が可能できます。
1つの項目に対して複数の集計結果を表示できます。
集計機能の使い方
シートの一番下に、グレーの個所(以下、フッター)があります。
集計機能はこのフッターに備わっています。
例えば、金額にマウスをもっていくと、「集計を追加」という吹き出しがでます。
なお、項目ごとによって出てくる吹き出しの内容は異なります。
この吹き出しから、集計方法を選択してください。
例えば、「レコード数」をクリックすると下記のような結果になります。
「合計」をクリックした場合は下記のような結果になります。
このようにシート上で、任意の項目に対して簡易的な集計が可能です。
より詳しく知りたい方は下記もご確認ください。
集計方法について
集計方法は以下の8つです
レコード数
行の数の合計です。
合計
その項目にある値の合計です。
平均
その項目にある値の平均です。
ユニークなレコード数
重複をしていない「行」の数の合計です。
ユニークな値の数
重複していない「項目の値」の数の合計です。
最小
その項目にある最小の値です。
最大
その項目にある最大の値です。
カスタム
SQLを使って集計をすることができます。SQLが書ける方はご活用ください。
詳細設定とは
集計設定の詳細設定を表示することができます。
なお、集計を行いたい項目のフッターをクリックしても同じ画面が表示されます。
ユニークな値の数についての補足
ユニークな値の数とは、重複していない「値」の数のカウントを意味します。
下記のような「取引先名」 「取引先責任者」 「商品」のシートがあった場合
「株式会社A」 「田中さん」 「商品1」
「株式会社A」 「田中さん」 「商品2」
「株式会社A」 「佐藤さん」 「商品3」
ユニークな「値」でそれぞれをカウントすると結果は下記になります。
取引先名:1
取引先責任者:2
商品:3
取引先名はレコードは3つありますが、値は「株式会社A」が1つだけです。
取引先責任者も同様に、値は「田中」 「佐藤」の2つです。
商品の値は「商品1」 「商品2」 「商品3」の3つになります。
上記のように、ユニークな値の数とは
重複を除いた値の数をカウントしてくれる機能です。
集計条件について
集計設定の中には、集計方法に加えて集計条件というものがあります。
集計条件には2つあります。
通常の設定
「絞り込み項目」 「条件」 「条件の値」を and でつなぎます。つまり、A and B です。
下記画像には「and」が表示されておりませんが、デフォルトで「and」になります。
高度なフィルタ条件
「絞り込み項目」 「条件」 「条件の値」を or でつなぎます。
また、A and (B or C)のように条件をグループ化できます。
必要であれば、右にある高度なフィルタ条件をオンにしてください。
絞り込み項目について
絞り込み項目はシートに表示されている項目で絞り込むことができます。
絞り込み項目の空欄をクリックしてください。
テーブル名
カラム名(表示しているオブジェクトの名)です。
複数のオブジェクトを表示している場合は、右側にある虫眼鏡マークで検索することもできます。
型
表示されている項目(列)のデータ型です。
特定のデータ型を絞り込みたい時に使用します。絞り込みたい場合は、型をクリックしてください。
項目名
表示されている項目の名称です。
項目名の右側には虫眼鏡マークがあります。ここから項目名で探すこともできます。
条件とは
「条件の値」に対して「等しい」 「異なる」などの条件になります。
絞り込み項目が入力されると選択できるようになります。
空白をクリックすると下記のような項目が出ます。
各項目については別途説明いたします。
等しい | 値と「完全一致」です。 スペースや大文字小文字でも弾かれますので注意が必要です。 |
異なる | 値と「不一致」です。 こちらも除外したい値を正しく入力する必要があります。 |
未満 | 値に対して「未満」です。 未満は「その数に達しない」ことを意味します。 たとえば、「18歳未満」というのは、18歳は含みません。 |
以下 | 値に対して「以下」です。 その値も含みます。 |
以降 | 値に対して「以降」です。 以降は「その時を含んで、それより後」という意味です。 たとえば、「5月1日以降」ならば、「5月1日も含んでその先ずっと」ということになります。 |
以上 | 値に対して「以上」です。 その値も含みます。 |
次の文字列を含む | 値と「部分一致」です。 含むものが表示されるので集計結果に注意が必要です。 |
次の文字列を含まない | 値と「部分不一致」です。 特定の文字列を除外したい場合に使用します。 |
入力あり | その項目に値が入ってる、です。 |
入力なし | その項目に値が入っていない、です。 |
条件についての補足
絞り込み項目に何を選んだか(データ型)によっては表示される条件が異なります。
取引先IDなどのIDに関するものは、「対象」という項目が新たに出てきます。
絞り込みについては、絞り込みに関する活用マニュアルがございますのでそちらをご確認ください。
条件の値とは
上記の「条件」に対しての値になります。
ここでは、集計方法「レコード数」、絞り込み項目「金額」、条件「以下」、値「100000」にしてみます。
すると…
10万以下のレコード数が表示されます。
表示ラベルについて
集計結果が何を意味しているのかをパッと分かるものです。
集計をした人は入れてあげると親切です。
以上となります。
ぜひ、集計機能を活用して分析してみてください!
その他の機能
集計機能について細々したものを説明いたします。
集計結果の削除
集計結果そのものを削除したい場合は、該当のフッターをクリックしてください。
下記のように「削除」をクリックすると最終確認が出ますので、「はい」を選択してください。
↓
条件を追加する
集計条件の中に「条件を追加」というのがありますので、こちらか条件を追加してください。
条件はいくつでも追加することが可能です。
↓
条件を削除する
追加した条件は、右にある「ゴミ箱」マークをクリックすればその条件を削除できます。
グループを追加する
高度なフィルタ条件をオンにすると「グループを追加」が表示されます。
グループを追加をクリックすると、追加されますので、「条件を追加」してください。
「条件を追加」を1回だけクリックすると1つしか出ませんので、もう1回クリックしてください。
↓
↓
また高度な条件フィルタでは、「and」を「or」に変えられます。
必要に応じて変更してください。
複数の集計結果を表示する
フッターには複数の集計結果を表示することができます。
その場合は、集計を追加したい項目のフッターにマウスを移動すると吹き出しが出ます。
「新規追加」を選択してください。なお「編集」は現在の集計結果に対する集計設定の編集です。
↓
ここでは、集計方法「合計」で結果を出してみます。
↓
このように1つの項目に関して複数の集計結果を表示できます。
集計機能のまとめ
シート上の項目ごとで、簡単な集計が可能できます。
1つの項目に対して複数の集計結果を表示できます。
ぜひ、集計機能を活用して分析してみてください!
お疲れ様でした。
Sync_活用マニュアル