対象
全ユーザー
概要
マーケティングオートメーションサービス Marketo(マルケト)をご利用のユーザは、MarketoのLead情報とMazricaのコンタクト情報、取引先、案件のフェーズを自動的に同期することが可能です。連携は双方向同期となっているため、Marketo、Mazricaの双方でコンタクト情報を同期できます。また、Mazricaで行われた活動履歴をMarketo側へ同期することが可能となっているため、Marketo側のLead情報のステータス管理にも活用することができます。
なお、初回の同期の際にMazricaに登録されたコンタクト・取引先の情報について、Marketにて対象情報の更新があった場合にMazrica上の情報は更新されません。必要に応じてMazricaの情報を更新してください。
同期の仕組み
Marketoから取り込んだリードがMazricaのコンタクト、取引先に自動同期されます
同期の際、未登録の場合は新規登録され、既に登録されているコンタクト、取引先の場合は更新が行われます 設定情報の初回登録時、全てのリードの同期が開始されます
1日の同期上限は、MarketoのAPIリクエスト数に依存します
リードの同期処理は1時間ごとに行われます。リアルタイム同期ではありません
同期したコンタクト、取引先はMarketo側のリードを削除してもMazrica側のコンタクトは自動削除されません
同期したコンタクト、取引先はMazricaのコンタクトページ、コンタクト一覧で確認することができます
コンタクトページ、案件のコンタクトタブより、Marketoのリードアクティビティ情報を参照することが可能です なお、参照できるのはMarketoアクティビティのバーをクリックした時から2週間以内のWeb、メールのアクティビティ情報です
アクションコンタクトとして登録されたコンタクトは、アクションコンタクト登録または、案件のフェーズが更新された際、Marketoの「mazrica_phase」にフェーズ名が反映されます。設定は後述の連携手順4を参照してください
Marketoから連携したコンタクト、取引先のデータはMazricaの全ユーザーが参照可能となります
同期の際、MarketoのAPIリクエスト数の利用上限に達する、またはMarketo側のシステム不具合により同期が一時中断することがあります
同期が一時中断された場合、リードの取得漏れが発生する場合があります
MazricaとMarketoで同期される情報
リード(Mazricaではコンタクト)情報
リードの取引先情報(2018/04時点では取引先名のみ)
リードスコア情報
リードへの営業活動情報
リードのWeb、メールアクティビティ情報
案件のフェーズ情報
Marketo連携手順
API専用ユーザーロールを作成します
API専用ユーザーを作成します
https://experienceleague.adobe.com/docs/marketo/using/product-docs/administration/users-and-roles/create-an-api-only-user.htmlカスタムフィールドを作成します。その際、タイプを「テキストエリア」に、API名を「mazrica_phase」にしてください。名前は任意で構いません
https://experienceleague.adobe.com/docs/marketo/using/product-docs/administration/field-management/create-a-custom-field-in-marketo.htmlMazricaにてAPIを設定します
Endpoint:Marketoにログイン > 管理 > ウェブサービス > REST API
Client ID:Marketoにログイン > 管理 > LaunchPoint > 詳細の表示
Client Secret:Marketoにログイン > 管理 > LaunchPoint > 詳細の表示
既にMazricaに登録されているデータとMarketoのデータとの同一判定方法
コンタクトとリード
Lead IDもしくは、Emailが一致するコンタクトとリード
取引先と企業情報
1. メールアドレスドメイン(デフォルト設定)
・Marketo側から取得したリードのメールアドレスからメールアドレスドメイン(@以後)を抽出します
・同じメールアドレスドメインを持ち、取引先と紐づいているMazricaのコンタクトから最も古いものを取得します
・取得したMazricaのコンタクトに紐づいている取引先を、取得したMarketoのリードと紐付けます2. 取引先名+電話番号
・Marketoから取得したリードの企業名と電話番号の組み合わせが一致する取引先を取得して、リードと紐付けます
・Marketoのリードの電話番号のうちいずれを使用するのかは、同一判定電話番号フィールドの設定に従います
同一判定電話番号フィールド
Marketo側から取得したリードが持つ電話番号のうち、どの電話番号フィールドをMazricaの取引先の同一判定や新規作成に利用するのかを選択します
1. phone(デフォルト設定)
2. mainPhone
3. mobilePhone
Mazrica活動履歴のMarketoへの反映
Mazricaで行われた活動履歴をMarketoへ反映することが可能です
Mazrica活動履歴をMarketo側へ連携するためには、Mazricaにてアクションコンタクトを利用します
Mazricaの「完了」ステータスのアクションに対してアクションコンタクトを登録すると、アクションコンタクトのアクション種別(面談、メール、電話、社内タスク、社外タスク)がMarketoのLead_statusへ反映されます
1つのコンタクトへ複数のアクションコンタクトを登録した場合、最後に行ったアクションコンタクトの情報がMarketoへ連携されます(例:1つのコンタクトに対して、面談→メール→電話のアクションコンタクトを登録した場合、MarketoのLead_statusは「電話」が連携されます)
その他注意事項
Mazricaでコンタクトを作成すると、Marketoにリードが作成されます。(ただし、Emailが未入力の場合、リードは作成されません。)
Mazricaのコンタクト名は、Marketoのファーストネーム、ラストネームとリンクします(半角全角スペースをキーとし、スペースより前がラストネーム、後がファーストネームとリンクされます)
同期しているコンタクトを削除しても、Marketo側のリードは削除されません
Marketo側からMazricaに更新する項目は、Lead ID, Lead Score, Acquisition Dateのみです
MazricaからコンタクトのLead ID, Lead Score, Acquisition Dateを更新することはできません
リードのメールアドレスフォーマットが不正な場合、コンタクトには登録されません
カスタムフィールド「mazrica_phase」がMarketoに作成されていない場合はフェーズが反映されません。カスタムフィールドの作成方法は上述の連携手順4を参照してください
「mazrica_phase」がMarketoに作成された後に、Mazricaでアクションコンタクト登録または案件のフェーズが更新されることで、フェーズが反映されます
複数の案件にコンタクトがひもづけられた際、Marketoでは直近でフェーズ更新された案件のフェーズがコンタクトの案件フェーズとして表示されます。ただし、新たに案件にアクションコンタクトとして紐付けされた場合は最新で紐づけられたその案件の案件フェーズが表示されます。
詳細はこちらをご参照ください。
Marketoの「mazrica_phase」に案件のフェーズが更新されるタイミングは以下です
案件のフェーズが更新された時
案件が統合され、且つアクションが引継がれた時
案件が削除された時(案件が削除された場合、Nullで更新されます)
* Marketo, [list of other Marketo marks used] is/are either registered trademarks or trademarks of Marketo Inc. in the United States and/or other countries.