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PLを単純合算して、複数企業のデータ取込をしたい
PLを単純合算して、複数企業のデータ取込をしたい
一週間前以上前にアップデートされました

概要

Manageboard1つのアカウントで2社分(またはそれ以上)の実績を合算して取込したい場合の注意点や手順を紹介しています。

単純合算に仕訳のCSVデータの加工が必要な理由?
Manageboardでは同一の会計期間の仕訳を取り込むと、最後に取り込んだ会計期間の仕訳を正として認識する使用になっています。
そのため、同一期間の仕訳を複数回インポートしてしまうと、最後の仕訳しかManageboardに反映されません。同一期間の仕訳がある場合、1つのCSVデータに合算することが必要になります。
※勘定科目データは、同じ会計ソフトを使用している場合は加工の必要はありません。

利用上の注意点

  • 個社ごとのBS・キャッシュフローを見ることはできません。単純合算後の全社単位のBS・キャッシュフローしか表示することはできません。(企業間取引を仕訳データに記載した場合)

  • グループ相殺を行いたい場合は、CSVに相殺仕訳を記載する必要があります。

  • 単純合算後にマスタ(勘定科目・各種タグ)に整理が必要になる場合があります。

    • 勘定科目マスタ:勘定科目マスタが統一されていない場合、勘定科目が雑多に並び視認性下がってしまうため整理をする必要があります。

    • 部門マスタ:部門マスタのテキスト一致で部門の判別を行うため、部門名称が同一の場合、1つの部門として集約して取り込まれてしまいます。そのため、合算する各社で部門名の重複がある場合、「XX部_A社」「XX部_B社」のような形でタグ名称を会社ごとに分ける必要があります。

  • 単純合算後に仕訳量が数万行以上になる場合、画面遷移などに影響でる可能性があります。セールス担当者あるいは導入担当より、合算する企業の仕訳量を事前に確認いたします。

  • 単純合算後に、各タグカテゴリのタグ数が1,000件を越える場合、取り込むことができません。分析に必要なタグを整理する必要があります。

操作方法

以下の手順で操作ができます。
STEP.1 会計ソフトからデータを出力
STEP.2 データを加工(勘定科目・仕訳データ)
STEP.3 Manageboardにインポート
STEP.4 マスタの整備※必要であれば


STEP.1 会計ソフトからデータを出力

ご使用の会計ソフトに関わらず、データの取込方法はCSVでの取込となり、勘定科目データと仕訳データが必要になります。


STEP.2 データを加工(勘定科目・仕訳データ)

データ加工の手順は以下の通りです。
⑴合算先の会計ソフトデータを決める
⑵勘定科目データの加工
⑶仕訳データの加工

⑴合算先の会計ソフトデータを決める

異なる会計ソフトを使用している場合、合算先の会計ソフトデータを決める必要があります。
同じ会計ソフトを使用している場合は、③にお進みください。
※マネーフォワードクラウド会計とマネーフォワードクラウド会計Plusの仕訳CSVの形式は異なります。手順通り合算先の事業所データを決定してください。

決めるポイント

  • 合算元の会計ソフトで一番多くのタグを使用している会計ソフトを合算先データにする

    • タグ情報を活かして分析・予算作成をしたい場合に有効です。

  • 合算元の会計ソフトで一番シンプルな会計ソフトを合算先データにする

    • タグ情報などは使用していない・使用しない場合に有効です。

⑵勘定科目データの加工

異なる会計ソフトを使用している場合、CSVデータの加工が必要になります。
同一会計ソフトの場合は、CSVデータの加工は必要ありませんが、Manageboardに取り込み後にマスタの割当が必要なケースがあります。

合算先の勘定科目データに、合算元の会計ソフトの勘定科目データを継ぎ足します。
合算先のデータの下部に継ぎ足す形で問題ありません。

⑶仕訳データの加工

異なる会計ソフトを使用していても、同一会計ソフトを使用していても加工が必要です。

以下のケースのどちらにも当てはまる場合は、仕訳データの加工が必要です。

  • 合算するデータのタグカテゴリ(部門・補助科目・品目・プロジェクトなど)で同名のタグを使用している場合

  • Manageboardで、合算して表示させたくないタグ(項目)がある場合
    例:2社で同じ部署名があるあ場合 A社:管理部、B社:管理部

加工の手順

①重複をチェック※
②重複の場合は仕訳を加工※
③合算先データに合算
④連結相殺
※重複の加工処理をする必要がない場合は、③にお進みください。

①重複をチェック

合算する企業のタグカテゴリで重複項目がないかチェックします。
Manageboardに重複をチェックするExcelの用意などはございませんので、Excelの関数や機能を使用し確認いただきます。
重複項目がない場合は、③にお進みください。

重複項目の仕訳の加工

重複項目の仕訳を加工する理由?
Manageboard上では、「部門A」と「旧部門A」などの2種類以上のデータを「A部門」と1つにまとめることができます。
しかし、逆にManageboardでは、「A部門」を「部門A」と「旧部門A」の2つにわけることができません。タグ名が同一でかつ、分けて計測をしたい場合は仕訳段階でを加工を行い2種類に分ける必要があるためです。

  • 合算する会社同士の部門名が重複している場合、データが合算されてしまうためデータ加工時に修正(あるいは会計ソフト上での変更)を行う必要があります。((例)2社で同じ部署名があるあ場合 A社:管理部、B社:管理部 →A社:管理部_A社、B社:管理部_B社)

②仕訳を加工

非重複項目の仕訳の加工

  • 合算データに部門の記載がない場合

    • 部門を使用していない場合、部門列に事業所名を記載します。

      • この操作をしない場合、部門情報のない仕訳のデータは部門[未設定]に格納され、どの事業所にも属さない仕訳となります。

  • 部門コード/勘定科目コードを取り込む場合

    • コードが重複している場合、データが合算されてしまうためデータ加工時に修正(あるいは会計ソフト上での変更)を行う必要があります。((例)A社:1000、B社:1000→A社:A1000、B社:B1000)

③合算先データに合算

合算先の仕訳データに、合算元の会計ソフトの仕訳データを継ぎ足します。
合算先のデータの下部に継ぎ足す形で問題ありません。

④連結相殺

  • 会社間の連結相殺をしたい場合、連結相殺の仕訳を合算したCSV上に入力する必要があります。

  • 連結相殺用の部門は「連結相殺」などと、連結相殺用の部門名でわかるように記載します。


STEP.3 Manageboardにインポート

データのインポートの手順は以下の通りです。
⑴会計ソフトの変更
⑵勘定科目データのインポート
⑶仕訳データのインポート

⑴会計ソフトの変更

Manageboardで設定している会計ソフトの種類を変更します。
合算元と合算先の会計ソフトが同一の場合は、会計ソフトを変更する必要がありません。
合算元と合算先の会計ソフトが異なる場合は、会計ソフト「その他」を選択ください。
※合算先の会計ソフトが、マネーフォワードクラウド会計Plus、freee会計、奉行クラウドの場合は、「その他」を選択します。

  • マネーフォワードクラウド会計

    • 「 マネーフォワードクラウド会計」または「その他」

  • 弥生会計

    • 「弥生会計」または「その他」

  • 奉行iシリーズ

    • 「奉行iシリーズ」または「その他」

  • マネーフォワードクラウド会計Plus、freee、奉行クラウド

    • 「その他」 ※API連携のみのインポートが可能なため会計ソフトのため。

会計ソフトの変更方法は、会計ソフトの変更のマニュアルを参照ください。

⑵勘定科目データのインポート

注意事項
データを合算する企業同士で異なる勘定科目を使用している場合、ベースとなる1社の勘定科目に合わせないと異なる勘定科目に実績が入り、比較ができません。

⑴で設定した会計ソフトの種類に合わせて、データのインポートを実施ください。

⑶仕訳データのインポート

⑴で設定した会計ソフトの種類に合わせて、データのインポートを実施ください。


STEP.4 マスタの整備

①勘定科目のマスタ割当

合算を行う企業間の勘定科目マスタが統一されていない場合は、マスタの割当から勘定科目名を統一します。((例)A社:事業売上高、B社:販売売上高→A社:売上高、B社:売上高)※仕訳の加工時にCSV側で操作いただいても問題ありません。

詳しい機能説明は、マスタの割当を参照ください。
詳しい操作方法は、2つ以上の勘定科目・補助科目・タグを1つにまとめたいのマニュアルを参照ください。

②タグ(部門・補助科目・品目・取引先・プロジェクト・MFタグなど)のマスタ割当

合算を行う企業間のタグのマスタが統一されていない場合は、マスタの割当からタグ名称を統一します。
((例)A社:株式会社マネージボード、B社:(株)マネージボード →A社:株式会社マネージボード、B社:株式会社マネージボード)
統一するかどうかという点は、合算後に分析項目として使用したいかどうかによって判断してください。

詳しい機能説明は、マスタの割当を参照ください。
詳しい操作方法は、2つ以上の勘定科目・補助科目・タグを1つにまとめたいのマニュアルを参照ください。

③勘定科目のグループ化

レポート表示の際に、複数の勘定科目をまとめて表示したい(例えば、給与賃金と法定福利費などを人件費など)場合は、勘定科目グループを実施します。
詳しい操作は、勘定科目グループの新規登録を参照ください。

④部門タグのグループ化

数社合算した場合、最小単位のタグ単位に実績が表示されます。
企業単位や本部単位をグループにして、分析したいタグのグループを作成します。
詳しい操作方法は、部門の階層設定(タググループの作成方法)を参照ください。


その他のレポート活用例は、よくある質問・TIPSのレポートを確認ください。

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