前提の説明
シートでは、昇順や降順でレコードの並び替えを行うことが可能です。
起き得る事象
たとえば下記のように「完了予定日」でレコードを昇順で並び替えを試みた際に、
レコードが昇順に並び替えられていないように見えます。
原因
上記のケースでは、シート内に親オブジェクト(取引先)と
紐づく形で子オブジェクト(商談)が存在しており、
子オブジェクト(商談)の項目で並び替えをしようと試みています。
この場合、実は並び替え自体は実行されております。
(カラム名 ”完了予定日” の横に矢印マークが入っているのがその証です)
レコード並び替えの仕様について
SALESCOREでは、上記ケースのようにシート内に複数のオブジェクトが存在して親子関係となっている場合、
子オブジェクト側でレコード並び替えを実行すると、シート全体が並び変わるのではなく、親レコードに紐づいている子レコード内だけで並び替えが実行されます。
*下記に例として、1つの親レコードに対して複数の子レコードが紐づいて存在するシートでご確認ください。
【並び替え前】
【並び替え後】 ※昇順
このように「株式会社CCC」という取引先に紐づいている4件の商談が
昇順で並び替えられました。
※仮にシート全体で並び替えできるような仕様にすると、
親オブジェクトとの関連性が崩れてシート内の並びが煩雑になってしまうため、
このような仕様となっております。
本ページ上部の「起き得る事象」でご説明したケースですと、
シート内で親オブジェクトと子オブジェクトが全て1:1の関係となっているため、
「並び替え自体は実行されているものの、見た目上の変化が起きていない」
ということとなります。
対応方法
シート全体のレコード並び替えを成立させたい場合は、親オブジェクトと子オブジェクトの立ち位置を変更してみてください。
【変更前】
ここでは、親=取引先 子=商談 となっています。
【手順】
■一度カラム(列)を削除、もしくは新規でシート作成を行います。
ここでメインに据えたいオブジェクト(並び替えたい項目のあるオブジェクト)を選択します。
■これにより、元々は子オブジェクトだった”商談”が親オブジェクトに変更されました。
(親=商談 子=取引先)
■昇順で並び替え実行すると、以下のように全レコードで並び替えができます。