最終更新日:2025年12月10日
📋 目次
1. 運用テストの目的
自社の“実際の業務フロー”を MG 上で再現し、設定内容に矛盾がないか確認するためです。
本番開始後の手戻り(契約の作り直し、売上や給与のズレ)を防止できます。
2. テスト前に準備しておくもの(最低限)
テスト用スタッフ
テスト用会社(派遣先)
テスト用求人情報
テスト用契約
1ヶ月分程度の勤怠データ(過去実績を参考にすると精度が上がります)
💡テストデータは、本番データと区別できる名称にしておくと管理しやすいです。
3. 運用テストで確認する6つの領域
① データ登録ができるか
■ 基本データ登録
スタッフ、会社、求人の基本情報が登録できる
契約・勤怠・請求・給与に必要な項目が網羅できている
自由項目が必要か(業務管理・マッチング用途)を検討する
業種、スキル、資格、管理項目など
■ マスターの準備
教育訓練、苦情処理、過不足金、料金情報 など
登録した項目が管理台帳や帳票に反映されることを確認する
💡データ登録の段階で必要情報が欠けていると、後工程で必ずエラーが起きます。
📎参考マニュアル:
② 引き当て(マッチング)ができるか
■ 基本フローを確認
求人案件とスタッフを紐づけ、進捗管理ができる
進捗に必要な段階が不足していない
デフォルト:マッチング → 案件紹介 → 書類 → 契約
職場見学など追加したい場合はサポートチームまたは、営業担当へご連絡ください
■ 操作の把握
進捗更新
マッチングリストの確認
紹介メール・帳票出力
💡派遣では進捗漏れがトラブルの元になるため、必ず自社フローと合うか確認します。
📎参考マニュアル:
・引き当て機能マニュアル(PDF)
③ 契約データが作成できるか
■ 契約作成の動作確認
②の進捗管理を挟まず、直接求人とスタッフを紐づけて契約を作成可能
📎参考マニュアル:契約を最短手順で作成する方法
契約情報が正しく反映され、帳票の出力ができる
契約更新の際の操作を把握する
📎参考マニュアル:既存の契約をコピー-延長する方法
■ 派遣帳票の出力確認
※以下はデフォルト帳票
抵触日通知書
派遣先管理台帳
派遣元管理台帳
労働者派遣個別契約書
労働条件通知書就業条件明示書
参考マニュアル:派遣帳票に紐づくマッチングッド項目を教えてください。
■ 帳票フォーマットの確認
標準帳票が自社運用に合うか
独自フォーマットの帳票が必要なら、帳票設定を行う
📎参考マニュアル:帳票設定の操作について教えてください。
💡契約フェーズでの設定漏れは、勤怠や請求に直結するため最重要ポイントです。
④ 勤怠データの登録ができるか
■ 勤怠入力の確認
予定の登録(任意)
実績登録が想定どおり扱えるか(通常・残業・深夜・休暇など)
過不足金・調整金が登録できる
💡よく使う過不足金項目はマスター登録しておくと便利
📎参考マニュアル:勤退画面について
■ インポートの確認
オプションの勤怠実績インポートが利用できるか(必要な場合は別途ご相談ください)
📎参考マニュアル:勤怠実績のインポート設定方法を教えてください。
■ 勤怠フローの確認
勤怠入力
派遣先承認
締め作業
タイムシート出力 📎参考マニュアル:タイムシート出力機能の使い方
💡勤怠フローは、請求/給与の正確性に直結します。
⑤ 売上データが想定通りに作成されるか
■ 売上の自動生成
勤怠を締めた段階で売上データが自動作成される
金額が期待どおりか確認する
異なる場合は、マスターや契約データに紐づく情報を確認
📎参考マニュアル:請求金額が想定と異なる
■ 請求書のチェック
FMT(フォーマット)に問題がないか
📎参考マニュアル:請求書(インボイス用)の各項目の紐づき
独自請求書が必要な場合は帳票設定で追加可能
📎参考マニュアル:帳票設定の操作について教えてください。
■ 請求フローの確認
請求書作成
請求先へ送付
入金確認
入金ステータスの反映
📎参考マニュアル:売上・請求・入金管理の操作方法
💡請求フローはお金の管理に直結するため、必ず1セットは通して確認します。
⑥ 給与データが想定通りに作成されるか
■ 給与計算の基本フロー
勤怠締め後に「給与計算」を実行
未締め給与 → 確定給与
確定給与が期待どおりの金額になっているか確認
📎参考マニュアル:給与機能と支払処理の操作方法
📎参考マニュアル:給与金額が想定と異なる
■ チェック項目
給与計算ロジック(割増単価・控除・社保)が正しいか
FBでデータが正しく出力できるか
📎参考マニュアル:FBデータ(全銀フォーマット)の設定・出力方法給与明細の名称や項目に問題がないか
過不足金の名称反映もチェック
📎参考マニュアル:給与明細の項目紐づき
■ 給与支払フロー
給与計算
未締め給与確認
確定給与
給与明細出力
給与送付
入金処理
💡給与は誤差が許されないため、テスト段階での突合が重要です。
4. 想定しておくと安心なチェックポイント
単価・締め日・契約条件が正しく登録されているか
派遣先ごとの締め請求パターンに対応できるか
Wワーク・複数契約時の動作を確認したか
契約更新(延長)時の流れが詰まらないか
帳票内容が自社仕様と一致しているか
5. うまくいかない場合の相談先
MatchinGood画面右下の Intercom または、担当営業へお問い合わせください。
以下をお知らせいただくと早く解決できます:
該当画面
該当スタッフ・会社・契約等
操作内容
いつ操作したか
想定と異なるポイント(想定の金額・反映先など)
6.まとめ
運用開始前のテストは、MatchinGoodの派遣機能を安心して使い始めるための大切なプロセスです。
スタッフ・会社・求人・契約の登録から、勤怠・請求・給与まで一連の流れを通して確認しておくと、本番運用でのトラブルを大きく減らせます。
特に、
契約情報が正しく登録・反映されているか
勤怠締め後の売上・給与計算結果が正しいか
出力した派遣帳票のフォーマットの整合性
は、後の工程に影響が出やすいため重点的にチェックしておくことをおすすめします。
テスト中に不明点や想定と異なる動作があった場合は、お気軽にお問い合わせください。
一緒に確認しながら、貴社の運用に合った最適な設定を整えていきましょう。
