このページの目的
KPIの設定④_詳細設定の内容について解説します。
KPI設定のついて
KPI設定は全部で①~④までのステップに分かれています。
このページは「設定④_詳細設定」について解説しています。
必要に応じて、対象マニュアルをご確認ください。
詳細設定について
KPI設定④_詳細設定で設定できることは10つあります。
ここで設定することができるのは以下の2つです
ダッシュボード上での表示されている数字の見せ方
ダッシュボード上で数字をクリックした際の表示される項目一覧(モーダル)の設定
① | 一覧表示時の項目(任意) | モーダルの項目を選択できます。 |
② | ユーザー・グループの分析軸を自動表示 | モーダルにユーザー・ユーザーグループを 自動表示できます。 |
③ | 高度な設定 | モーダルにある子オブジェクトの フィルターすることができます。 |
④ | 移行率を表示 | ダッシュボード上でチェックをオンにしたKPIから 左隣のKPIに対して移行率を表示します。 |
➄ | 目標の集計方法 | 小計の目標の表示方法を設定します。 |
⑥ | 目標達成の定義 | 目標達成しているか否かを何をもって 判断するかを設定します。 |
⑦ | 目標達成の対象 | ダッシュボードでの赤/緑(赤/青)の 表示ロジックを設定します。 |
⑧ | 表示形式 | %や円などを表示できます。 |
➈ | 単位 | 千~億で単位を設定できます。 |
⑩ | 桁の省略 | 小数点の省略がが可能です。 |
①一覧表示時の項目(任意)
ダッシュボード上の数字をクリックすると、数字の内訳一覧を表示することができます。
その一覧のことを「モーダル」と呼んでいます。
例えば、以下のダッシュボードで「22」をクリックすると
以下のような画面(モーダル)が表示されます。
一覧表示時の項目(任意)の設定は、
上記の一覧に対して表示したい項目と順番をKPI設定上で行うことができます。
一覧表示時の項目(任意)の赤枠内の中央あたりをクリックしてください。
すると、以下のような画面が表示されます。
左側が項目を選択する場所です
右側が現在、表示している項目一覧です
左側の検索窓で、追加したい項目を検索し、選択を追加してください。
なお、右側の項目はドラック&ドロップで並び替えることが可能です。
項目が多すぎる場合は、一部の項目のみ表示しています。
検索窓で項目名を検索して、表示されない場合は以下の「全てを表示」をクリックしてください。
②ユーザー・グループの分析軸を自動表示
ユーザー•グループの分析軸を自動表示をオンにすると
ダッシュボードに表示ているユーザー•グループの分析軸を一覧に表示することができます。
以下のようにユーザーやユーザーが属するグループが表示されています。
注意
ユーザー・グループの分析軸を表示したくない場合は、チェックをオフにしてください。
常に一番左側に自動で表示されます。
項目を削除、非表示にはできません。
項目の幅を変更することはできません。
③高度な設定
KPIの集計ではなく、モーダル上で表示を制御する設定です。
これは、モーダル上からできる「ブロックフィルタ」と同じ効果になります。
子・孫のレコードの中で、関連するレコードを表示したくない場合にご利用ください。
ブロックフィルタについて詳しく知りたい方は、以下のマニュアルをご確認ください。
注意
高度な設定の有無に関しては、KPI設定④からしか確認できません。
高度な設定で親オブジェクトも設定できますが、絞り込み機能は機能しません。
モーダル上で設定した内容と、高度な設定で設定した内容はそれぞれ機能します。
④移行率を表示
ダッシュボード上でKPI間の移行率を自動計算して表示することが可能です。
以下のように移行率のチェックをオンにしたKPIから左隣のKPIに対して移行率を表示可能です。
ただし、KPIが1つだけの場合は、移行率は表示されさません。
移行率が不要な場合は、移行率の表示のチェックを外してください。
注意
移行率にはチェックをオンにした左隣のKPIに対しての移行率を自動計算します
左から右に対する移行率を表示することができません
移行率に多しいて目標を設定することはできません
移行率の自動計算に関して、任意に調整することはできません
⑤目標の集計方法
ダッシュボードに表示されているKPIに対して目標を設定することができます。
その際に、 KPIごとに設定された目標の集計方法を設定することができます。
集計方法は2つです。
目標設定のイメージは下記です。
日付 | ユーザー | 商談数 |
2024/01/01 | 田中 太郎 | 10 |
2024/02/01 | 田中 太郎 | 10 |
2024/03/01 | 田中 太郎 | 10 |
2024/04/01 | 田中 太郎 | 10 |
2024/05/01 | 田中 太郎 | 10 |
ダッシュボードの期間を「2024/01/01」にした場合の目標は合計も平均も10です。
期間を「2024/01/01~2024/02/01」にした場合の目標は合計は20で平均は10です。
日付(2024/01/01~) | 合計 | 平均 |
~2024/01/01 | 10 | 10 |
~2024/02/01 | 20 | 10 |
~2024/03/01 | 30 | 10 |
~2024/04/01 | 40 | 10 |
~2024/05/01 | 50 | 10 |
ダッシュボードの期間を当会計年度、半期、四半期で表示した際の目標集計方に違和感がある際に
こちらの設定から、集計方法の変更をお願い致します。
注意
合計:ダッシュボードの小計も入力された目標の合計値を小計の目標とします。
平均:ダッシュボードの小計も入力された目標の平均値を小計の目標とします。
⑥目標達成の定義
目標達成の定義を決めることができます。
種類 | 内容 |
実績が目標以上のとき | 設定した目標に対して、実績が超えていることが正しい |
実績が目標以下のとき | 設定した目標に対して、実績が超えていないことが正しい |
目標以下の場合の例としては
初回連絡平均時間
解約数
などのように数字が低いこと望ましい場合に利用してください。
⑦目標達成の対象
目標達成の対象を決めることができます。
目標を設定しているダッシュボードは、目標に対して実績を赤/青で判定します。
その判定の対象を以下の3つから設定が可能です。
種類 | 内容 |
目標の標準進捗 | 標準進捗の値に対して、色の判定を行います。 |
目標 | 設定した目標に対して、色の判定を行います。 |
ゼロ | 0よりも大きいか小さいか、色の判定を行います。 |
標準進捗とは
目標達成のために、今日の時点で必要な進捗率のことです。
SALESCOREで設定した営業日を元に、自動計算しています。
上記の画像のように、フラグマークあるいは〇%でマウスホバーをすると説明が表示されます。
例えば、マニュアルを作成している2024/09/16時点では下記のような説明になっています。
2024年9月1日から2024年9月30日の間に19日間あり、
今日時点で10日間が経過しているため、必要な進捗率は10/19=53%です。
KPI
| 目標 | 標準進捗(53%) | 実績 | 判定 |
受注件数 | 10 | 220% ---- 実績22 目標10件 進捗率220%(実績22÷目標10件) 進捗に対して+16件 | 22 | 達成(青) |
目標が40件の場合
KPI
| 目標 | 標準進捗(53%) | 実績 | 判定 |
受注件数 | 40 | 55% ---- 実績22 目標40件 進捗率55%(実績22÷目標40件) 進捗に対して+0件 | 22 | 達成(青) |
目標が60件の場合
KPI
| 目標 | 標準進捗(53%) | 実績 | 判定 |
受注件数 | 60 | 36% ---- 実績22 目標60件 進捗率36%(実績22÷目標60件) 進捗に対して-10件 | 22 | 未達(赤) |
目標に変更した場合
設定された目標に対して、実績を比較して判定します。
標準進捗とか関係なく、純粋に目標に対しての実績の比較です。
目標が10件の場合
目標が40件の場合
目標が60件の場合
ゼロに変更した場合
ゼロに変更した場合は、設定されている目標関係なく、実績がゼロに対して実績を判定します。
ゼロにする場合は、目標をあえて設定する必要はございません。
⑧表示形式
ダッシュボード上での数字の表示を変更できます。
デフォルトは何もついていませんが、金額や○○率を表現するKPIでは
円かパーセントをご選択ください。
パーセントの場合
円の場合
⑨単位
ダッシュボード上での数字の単位を調整できます。
デフォルトは、単位を指定しません。
受注金額など、KPIで表示する数値が大きい場合にご活用ください。
単位:千にした場合
単位:万にした場合
必要に応じてご活用ください。
⑩桁の省略
ダッシュボード上での数字の桁を調整できます。
デフォルトは自動になっています。
受注金額など、KPIで表示する数値が大きい場合にご活用ください。
桁を省略しない場合
小数点以下を省略の場合
必要に応じてご活用ください。
最後に保存ボタンを押していただくとダッシュボードに設定が反映されます。
以上となります。