対象
オプション(オートメーション)契約者
概要
オートメーションとは、Mazrica上でデータ操作やメール送信、情報通知などを自動化できる機能です。
コンタクトによる自社ホームページの閲覧や一斉配信メールの開封、コンタクト情報の更新などに応じて以下のような処理を自動的に行うことが可能です。
リードスコアリング(見込み顧客へのスコアリングを増減する)
ステップメール(条件を満たすコンタクトへメールを送信する)
Slackなどチャットツールへの情報自動通知
コンタクトのライフサイクルステージ管理(ライフサイクルステージをコンタクトの動向と自動連携する)
オートメーションは、ブロック(挙動を指定する項目)を選択・配置して作成します。
一度、オートメーションを有効化すると、トリガーブロックで設定された条件を起点に、無効化されるまで自動処理を続けるため、事前の計画が重要です。オートメーション作成例を参考に、自社に必要なオートメーションを設定しましょう。
※作成したオートメーションの複製、削除はオートメーション一覧画面右端のホバーボタンより操作可能です。
※オートメーション作成数、ルール/オペレーションブロックの設定数に上限数はありません。
アクセス方法
メニュー > オートメーション
作成方法
「+新規オートメーション作成」をクリックする
名前(50文字以下)とメモ(任意・100文字以下)を記載しロールを選択して「登録」をクリックする
トリガーブロックを設定する※1つのみ設定可能
ルールブロックとオペレーションブロックを設定する
終了ブロックを設定する
各ブロックの接続ポイント(ブロック上下の「・」)をクリックし配置した全ブロックをコネクション(接続線)でつなぎ合わせる
「保存」をクリックして有効化する
作成の注意点
Mazricaで繰り返し行っているまたは、これから行いたい作業か
コンタクトに必要以上にメールが送信されることにならないか(迷惑メールと想定されないように)
他のオートメーションで同じような自動化を行っていないか
同内容のブロックを設定していないか
例:「未設定と等しくない」と「は未設定ではない」は同じ挙動になる
作成したオートメーション及びズーム尺度は自動保存されます
用語解説
オートメーションはブロックというオートメーションの処理を構成する要素を組み合わせて作成します。ブロックは5つの種類が存在します。
ブロック種類 | 用途 |
オートメーションの処理を開始するための起点となる要素 | |
オートメーションを分岐させるブロック | |
データ更新や外部サービスへの連携などの処理実行をするブロック | |
接続されたブロックの実行を遅らせるブロック | |
オートメーションを終了するブロック |
ブロック同士はコネクション(ブロック同士を接続するライン)で接続します。
トリガーブロック:オートメーションの処理を開始するための起点となる要素
トリガーブロックの種類
コンタクトが更新されたとき
トリガーブロック内の対象項目はチェックボックスで複数設定可能です。(対象項目同士は全てOR条件となり、どれか1つでも条件を満たすと発動します)
最大設定上限数は10個です。
フォームが送信されたとき ※フォーム機能契約者のみ利用可能です
トリガーブロック内の対象項目はチェックボックスで複数設定可能です。
(対象項目同士は全てOR条件となり、どれか1つでも条件を満たすと発動します)
最大設定上限数は10個です。
メールが開封されたとき
※オートメーションが有効になる以前のメール開封はカウント対象外です
※メーラーやセキュリティシステムの開封にてもトリガーは処理を開始します
※HTMLメールのみトリガーが発火します(テキストメールは発火しません)メールの本文にあるURLがクリックされたとき
テキストメールが送信可能です。
ウェブサイトにアクセスされたとき ※アクセス解析機能契約者のみ利用可能です
「ウェブサイトにアクセスされたとき」を選択する場合にはURLと絶対パスの設定が必要です。
絶対パス(トリガーの起点としたいURLなどの文字列、詳細はこちら)
絶対パス(完全一致のURL)は指定しない
(ウェブサイトに設定したURLにアクセスした際にトリガーが実行される)「は次の値と等しい」(入力欄に「/mazrica/index.html」 と入力した場合、/mazrica/index.htmlにアクセスされた際にトリガーが実行される)
「は次の値から始まる」(入力欄に「 /mazrica/」と入力した場合、ウェブサイト内のmazrica以下の全てのURLにアクセスされた際にトリガーが実行される)
「は次の値を含む」(「mazrica」と入力した場合、ウェブサイト内の「mazrica」が含まれるURLにアクセスされた際にトリガーが実行される)
トリガーブロックの複数設置はできません。
トリガーが発動する回数の上限設定が可能です。
※トリガー名変更時は今までの実行回数のカウントがリセットされます。
(フォームを追加、減少させるなど回数の変更はカウントリセットされません)
※実行したことのないオートメーションは「リセットできません」というエラーメッセージが表示されます。
ルールブロック:オートメーションを分岐させるブロック
コンタクト項目を利用して処理を分岐します。コンタクト基本項目および詳細項目より選択できます。
条件式で分岐させる場合、外条件は「OR」、中条件は「AND」で条件設定が可能です。
例
1.「株式会社マツリカの、営業部の、部長以外」で分岐する
項目 | はい(AND:全て一致) | いいえ(OR:1つ以上が一致) |
取引先 | 「株式会社マツリカ」と等しい | 「株式会社マツリカ」と等しくない |
部署 | 「営業部」と等しい | 「営業部」と等しくない |
役職 | 「部長」と等しくない | 「部長」と等しい |
2.「株式会社マツリカで、ライフサイクルステージが設定済み」で分岐する
項目 | はい(AND:全て一致) | いいえ(OR:1つ以上が一致) |
取引先 | 「株式会社マツリカ」と等しい | 「株式会社マツリカ」と等しくない |
ライフサイクルステージ | 設定済みである | 未設定である |
オペレーションブロック:データ更新や外部サービスへの連携などの処理実行をするブロック
オペレーションブロックの種類
オペレーションブロックでは差し込み項目の使用が可能です。差し込み項目を使うことで、オートメーション内でトリガーとなったコンタクト項目をオペレーションブロック内でテキスト文字として利用できます。
待機ブロック:接続された次のブロックの実行を遅らせるブロック
待機ブロックに接続された次のブロックの実行を遅らせることができます。
時間は、10分ごとに指定が可能です。
終了ブロック:オートメーションを終了するブロック
設置したオートメーションの処理が終了します。
オートメーション機能に関する制限について
削除
下記オートメーションは削除できません。
ステータス:有効
有効オートメーション数
同時に有効にできるオートメーション数は30個です。
よくあるご質問
Q.配置したすべてのブロックを画面上に表示させたいです。
A.「全ブロック表示」をクリックしてください。画面左端の各ボタンにて画面の拡大縮小、全ブロック表示、ブロック配置の固定/解除が可能です。
Q.絶対パス(完全一致なURL)とはなにですか?
A.「パス(Path)」とは経路を指します。絶対パスは、どのパーツも補う必要がない「完全な」URL のことを指します。例)サイト名「MAとSFA連携でマーケティング・営業を強化する方法」のURLが
https://product-senses.mazrica.com/senseslab/sfa/sfa-maが完全なURLとなります。一部が欠けていたり途中で終わっている場合には完全とは言えないため絶対パスではありません。
以下サイトにて具体例をご案内しております。
プロダクトサイトトップページURL
「MAとSFA連携でマーケティング・営業を強化する方法」ページURL
→https://より右に存在する/の手前までの文字列を記入します
絶対パス(完全一致なURL)は指定しない
ウェブサイトに指定したURL(https://product-senses.mazrica.com)にアクセスした場合のみトリガーが実行されます。
「は次の値と等しい」
入力欄に「/senseslab/sfa/sfa-ma 」 と入力した場合、https://product-senses.mazrica.com/senseslab/sfa/sfa-ma にアクセスされた際にトリガー実行されます。
Senses Lab.内の「MAとSFA連携でマーケティング・営業を強化する方法」ページ以外へのアクセスではトリガーが実行されません。
「は次の値から始まる」
入力欄に「/senseslab/」と入力した場合、プロダクトサイト内の/senseslab/以下の全てのURLにアクセスされた際にトリガーが実行されます。
Senses Lab.は全てURLに/senseslab/を含んでいるため、すべてのSensesLab.内のページへのアクセスでトリガーが実行されます。
「は次の値を含む」
「senseslab」と入力した場合、ウェブサイト内の「senseslab」が含まれるURLにアクセスされた際にトリガーが実行されます。
プロダクトサイト内にはSenses Lab.以外にもsenseslabという文字列を含むURLをもつページが存在するため、Senses Lab.以外のアクセスでもトリガーが実行されます。
Q.リードスコアリングの設定方法を教えてください。
A.コンタクト詳細項目として設定してください。
ウェブサイトにアクセスしたコンタクトに3点加算する場合は下記設定となります。
1.コンタクト詳細項目を登録する
アクセス:管理者設定画面>コンタクト詳細項目設定
設定:コンタクト詳細項目(数値タイプ)にて「リードスコアリング」を登録
2.オートメーションを保存する
トリガーブロック:ウェブサイトにアクセスされたとき
オペレーションブロック:コンタクトを更新・詳細項目リードスコアリング・加算3
Q.「コンタクトの更新」はコンタクトのCSV一括更新、コンタクト一覧からの「一括更新」は対象となりますか?
A.対象となります。
Q.サイトアクセストリガーブロックで使用するには、アクセス解析オプションが必要ですか?
A.必要です。Googleアナリティクス等外部サービスのアクセス解析には対応していません。
Q.フォームを送信トリガーブロックで使用するには、フォーム機能の契約が必要ですか?
A.必要です。Mazricaのフォーム機能で提供されるWebフォーム以外はトリガーになりません。
Q.「メール開封」「メールをクリック」トリガーブロックで使用するには、キャンペーン(メール一斉配信)機能の契約が必要ですか?
A.キャンペーン機能のメールを利用する場合必要となります。
キャンペーン機能で送信したメールを対象としたい場合:キャンペーン(メール一斉配信)機能の契約が必要です。
オートメーションで送信したメールを対象としたい場合:キャンペーン(メール一斉配信)機能の契約は必要ありません。
Q.APIから実行されたデータ更新でオートメーションは実行されますか?
A.現在はAPIからのデータ更新された場合、オートメーション実行はされません。
Q.ロール設定でコンタクトの保存/削除権限がないユーザーでも、トリガーブロック「コンタクトが更新されたとき」を利用できますか?
A.できます。他のユーザーがコンタクト情報を更新した際にオートメションが実行されます。
Q.1つのオートメーションで全ページのアクセスをトリガーにはできますか?
A.できます。下記のように「◯は次の値から始まる」項目をチェックして、「/」だけを入力してもらうことで、配下のサイトすべてをトリガーにできます。
例)ウェブサイト(アクセス解析の埋め込みコードを設定したサイトのURL)
https://product-senses.mazrica.com
絶対パス:◯は次の値から始まる→「/」のみを入力する
Q.1つの条件で複数の項目をトリガーとしたい時、項目内容を「条件A,条件B」のようにカンマ区切りでひとまとめに記載しても実行されますか?
A.実行できません。複数の項目をトリガーとする場合は「条件A」「条件B」でそれぞれ項目を入力し、条件をつなぐ設定を「すべてAND」にする必要があります。
(上記ご質問の場合、「条件A,条件B」というワードを1つの文字として捉えてしまうため)
Q.ルールブロック・オペレーションブロックの作成上限はありますか?
A.ルールブロック・オペレーションブロックの上限はありません。
Q.既にトリガーが発動しているオートメーションを止めることはできますか?
A.オートメーションは1度トリガーが発動すると途中で無効にしても止めることができません。
Q.待機ブロックを7日に設定して、途中でオートメーションを止めた場合、再開するときの待機ブロックのカウントはどうなるのでしょうか?
A.待機ブロック7日で設定後、待機期間の7日間が過ぎる前に既にトリガーが発動していた場合、オートメーションを途中で無効にしても7日目に発動します。
仮に待機ブロックの2日目に、待機ブロックを5日間に変更した場合も既にトリガーを発動している場合は、最初の7日間が適応されます。
Q.待機ブロックの時間は、どのくらい設定できますか?
A.待機ブロックの時間指定は10分~999日23時間60分まで
指定ができます。時間は10分ごとに指定ができます。